
仕事や年末年始の準備など、一年の中で最も多忙なこの時期。疲れがたまるだけでなく、身体の冷えから肩・首・腰のこりや腰痛・ぎっくり腰が起きやすい季節ですね。
「寒さや衣服の厚着などで身体が縮こまり特に仕事が忙しくなる
年末年始や年度末の時期(3月)に肩や首、腰のこりや腰痛を感じる肩やぎっくり腰になる方の相談が増えます。
年末年始は、1月の大寒に向かってどんどん気温が低くなってくるうえに、忘年会・新年会などの飲み会などの付合いも多く、さらに、大掃除などの普段やらない作業も発生してきます。
年度末の時期も仕事が忙しく疲労がたまりやすい上、未だ寒さが続いているのにだんだん薄着になってきて冷えてしまうことから、血流が悪くなります。また、ぎっくり腰はかつて、50代の方が多かったのですが、最近では、30~40代の子育てに忙しい世代の方にも増えています。
その理由として常に身体に疲労がたまっている上、PCやスマートフォンなどに集中して同じ姿勢を長く続けることにより血のめぐりが悪くなっていることが考えられます。
そこで、今回は、20歳から59歳までの446名を対象に、ある研究会が行った「慢性痛などのこりと腰痛・ぎっくり腰に関する意識調査 」の結果をご紹介します。
■冬に起こりやすいこりや腰痛、放っておくともっと心配なぎっくり腰。
まずは、自分がぎっくり腰になりやすいかチェックしてみましょう。
□ きつい服を着ることがある
□ なんとなく腰に疲れがある
□ 立っているのがつらい
□ 腰が張っていると感じることがある
□ 腰に手を当てると、手の暖かさが気持ちいい
□ 寒くても薄着をしがちである
□ いつもと違う感覚が腰にある
□ 高いハイヒールをよく履く
□荷物がいつもより重く感じる
□ いつも荷物が多い
上記にチェックが2個以上ある方は、ぎっくり腰になりやすい傾向があります。
特に腰部を緩めて代謝を上げ身体が温まるようにすることで、ぎっくり腰に
ならないように注意しましょう。
■ぎっくり腰は疲労の蓄積から!?
年末年始は特に注意!こりの原因は、「冷え」、「同じ姿勢でいること(運動不足)」、「疲労」などにより、筋肉が緊張すると血流が滞り、老廃物がしっかり排出されず、筋肉を作っている細胞に酸素や栄養が行き届かないことに起因します。中でも腰痛は、腰はこりを感じにくいので気づかないうちに疲労が蓄積し、そのまま暮らしていると、負担がかかった状態が続くことが原因で起きます。
ぎっくり腰は、このような「疲労」の蓄積が原因のひとつです。「冷え」、「同じ姿勢でいること(運動不足)」などで腰にさらに負担がかかり、何かの拍子に突然に激しい痛みを感じて動けなくなります。意識調査において、腰のこりや痛み、肩・首のこりを感じる人に、その際に行っている行動を質問したところ、「気がつくとしばらくの間同じ姿勢をしている」と回答した人は79%でした。

肩・首・腰のこりや痛みを感じている20歳~59歳までの方446人に、こりと腰痛・ぎっくり腰についての意識調査を実施したところ、こりや腰痛などを感じている人の80%は、身体が冷えていることを実感しており、特に冬に感じるという人が40%以上で、一年中感じるという人約50%と合わせると、この時期には90%以上の人に、こりや腰痛があることが明らかに。
更に、30歳以上の方の70%以上は、「ぎっくり腰経験者または、ぎっくり腰になりそうで怖い」と回答しており、腰に不安を抱えている人が多いことがわかったそうです。

■肩・首・腰の3大こり&ぎっくり腰を予防するために取り入れたいこと3つ
肩・首・腰などの3大こり、腰痛、ぎっくり腰は、身体を温めて筋肉の緊張をとき、血流をよくし、老廃物の排出を促すとともに酸素や栄養を身体の細胞に届ける必要があります。
日頃から身体が温まるよう代謝を上げるために筋肉を緩めるようにしましょう。
オススメのこりや腰痛、ぎっくり腰の予防法は以下の3つ。
(1)お風呂にゆっくりつかる
38~40℃のお湯にゆっくりと入り、身体を温める。心臓に問題がない人なら、肩までしっかりと浸かる全身浴がおすすめ。肩までしっかり浸かることで身体全体に水圧がかかり、腕や足に溜まった血液が押し流されるため、老廃物を取り除いて疲労回復を促します。
(2)肩、首、腰などの部位を温める
温かい空気を外に逃さないように、薄着をせずしっかりと防寒することが大切。また、室内でも場所によっては温度差が激しいので、冷えないように十分な対策を。特にこりを感じやすい部分を温めて、血流をよくしよう。
(3)身体が縮こまりがちなこの時期、同じ姿勢を回避する
同じ姿勢を長時間とらないことが大切。仕事などでPCやスマホに集中しても30分おきに体を緩めましょう。忘年会や新年会の場では、一時間に一回は席を立とう。また、年末の大掃除で、本やふとんなどの重いものを持ち上げるときは要注意。しっかりヒザを曲げてかがんでから、ゆっくり持ち上げること。
年末で忙しく疲労がたまっている中、宴会の回数も多くなりますね。お酒を飲むと一時的に身体が温まるものの、帰宅中から徐々に体温が下がり、腰痛・ぎっくり腰になるリスクが高まります。
寒いと血管が細くなって、ますます老廃物が排出されにくくなり、栄養が届かなくなるという悪循環がおきます。特に腰痛、ぎっくり腰については、いくつかのパターンがあるものの、忘年会・新年会などの宴会や大掃除などが落とし穴です。
年末で仕事が忙しく疲労が溜まっている中、宴会も多くなります。宴会では、椅子や座敷に長時間同じ姿勢でいることに加え、お酒を飲むので一時的に温まるものの、帰宅時はグッと冷えこんでしまいます。また、大掃除などできちんとした姿勢をとらずに重いものをもったり、運んだりしてしまうことなどで首や肩のこりを感じたり、腰の痛みを感じたりします。
きちんと身体をゆるめ温めて、冷えや一日の疲労を解消しましょう。
楽しい年末年始を迎えるためにも日頃からの体調管理は大切ですね。
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ミキアト・クランイロセラピア整体院
しいなの丘 院長 丹野詩月(たんのしいな)
<調査概要>
調査方法 : インターネット調査
調査期間 : 2014年11月
調査対象 : 全国の20歳~59歳 446名
調査内容 : こりと腰痛・ぎっくり腰に関する意識調査