[豆知識]初詣はいつまでに行けばいい?

年が明けて、神社やお寺に詣でる初詣。もうお出かけに
なりましたか?混雑している時期は避けたいと考える方
も多いと思いますが、そもそも初詣はいつまでに行けば
いいのでしょうか? 健康祈願も多い時期。今回はこの
豆知識についてご紹介します。
元日? 三が日? それとも1月中?
三が日、初詣の混雑を避けていたら初詣に行きそびれる・・・
そんな方もいらっしゃることでしょう。
■初詣とは? 由来
古い正月の行事は歳神様を迎える事にあります。
なので本来初詣は歳神様が帰ってから行くべきものでした。
そして歳神様は通常7日、あるいは15日ほど滞在します。
今では御節は女が台所仕事をしないで済むからといわれていますけど。真実は歳神様と
共に家に篭るために外出しないで済むように保存食を作ったことに由来します。
従って、本来の初詣は松の内過ぎになります。でないと歳神様を家に放っておいて
(留守番させて)外出する事になってしますからね。

松の内には地域によって7日というところから15日という
ところまであります。松が明けて外出するからそのとき初めて前年の札やお守りなどをお返しするわけです。だからドンと焼きが15日なのです。11日の鏡開きは松の内が7日の地域に一致しているそうで、松が明けての食事が七草粥という事ですし、歳神様のためにささげた鏡餅をおろして食する事から鏡開きの日程が決まっているようです。
つまりこの風習があった時代には神社への初詣は7日過ぎと
いうことになります。
やがて歳神様と神社の神様がごっちゃになり、初詣を松の内に行なうようになっていきます。さらに商業が発達すると
2日に初荷を行ないます。なので初詣はそれより前の元日にするべきものという考えが生まれました。
また、日本には、古来に年籠りといわれる風習もできます。
それは、家長が、新年を平穏に暮らせるようにと年末最後の大晦日の夜から新年の元旦の
朝にかけて、氏神様の社に籠り祈願していたことから由来します。
年籠りは、時代とともに少しずつ変わっていき
神社鈴
年末最後の大晦日の夜にもうでる除夜詣
新年元旦の朝に詣でる元旦詣
に分かれていったのだそうです。
この元旦詣と呼ばれていたものが現在の初詣の由来となっているそうです。
江戸時代の末期ごろまでの元旦詣は、その年の歳徳(恵方)の方位にある神社・
仏閣・教会などへ参拝し、平穏を祈願する恵方参りが定着していきました。
その年の歳徳神が恵方にいらして、たたり神が来ない、良い方位とされていた
ようです。

現在でも恵方詣り、または恵方詣りという言葉は耳に
しますね。ところで、今年2016年・平成28年の恵方は
丙の方角で南南東やや南とのこと。
明治時代初期に差し掛かったころから各有名神社やお寺
など、恵方をあまり気にしなく正月には好きな場所に
お参りに行くようになって行き現在のスタイルになった
といわれていますが、良いといわれていた恵方にあるに
越したことはないですから頭の隅に覚えていたいですね。
■初詣はいつまで?
初詣はいつまでにいけばいいかの決まりは、どうやら今では薄れてきているようです。
現在では、初詣は松の内に行くのが「おおよその目安」としています。

松の内は、歳神様という神様が滞在しているといわれる
お正月期間のことで、お正月に行われる行事は大体この
松の内の期間中に行われることが多いようです。
---松の内の期間---
松の内の期間は一般的に門松や注連飾りなどを飾っておく期間の事を指し、
関東では主に1月7日までとされています。地方によって松の内の期間は、
異なることがあり、関西では1月15日までの小正月とする場合もありますし、
土用前の16日までという説、1月20日、二十日正月までを松の内としている
地域もあります。さらに節替りの2月4日までという説もあり様々。
■まとめ■
由来でもご案内しましたが初詣はもともとは、新年元旦の朝に詣でる元旦詣で
といわれていたように元旦に詣でるものでしたが、現在では、初詣はいつ迄に
行けば良いという厳密な決まりはなくなっているようです。
現代に合わせ神様もだいぶ融通を利かせるようになってきたということでしょうか。
「年が明けて始めておまいりをする事が初詣」ということのようです。

諸説は色々あるようですが、思い立ったが吉日。
元旦や三が日、松の内などに行けない場合でも、
ゆったり出来る日程で都合の会う日にお出かけに
なってよいようです。
神様は、いつでも受け入れてくれるのでしょう。
最後に今年の恵方は「丙の方角、南南西。」
特にこの位置が鎌倉にあたる方も多いのでは?
地図でご覧になってみてくださいね。
我が家からは、鎌倉八幡宮がちょうどこの位置にあるので、御参りに。
恵方でのセッションというのもご利益がありそうで皆様にさらに貢献できますように。
鎌倉へ起こしの際には鎌倉サロンへお立ち寄りください。お待ちしております。
本年もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。